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ヘアカラーの危険性とかぶれ症状の3つの知っておくべき事

自宅や美容室でヘアカラーをすることがあるかもしれません。
気に入った色に髪の毛の色を変えるのは気分転換になりますし、気になる白髪を目立たなくする効果もあります。
しかし、ヘアカラーには危険性やかぶれ症状などの知っておくべき事があります。
主に三つのヘアカラーの知っておくべきポイントについて解説します。


 

ヘアカラーの酸化による髪や頭皮のダメージ

ヘアカラーの中には皮脂や角質などを酸化させる成分が含まれています。
それは過酸化水素と呼ばれる成分です。
過酸化水素はヘアカラーの染料を酸化させて髪の毛を染めていく働きをします。
ヘアカラーには欠かせない成分ですが、頭皮の表面に存在する皮脂や角質を酸化させてしまうため、肌にストレスをかけてしまうのです。
果物をそのまま放置しておくと酸化して黒くなっていきますが、頭皮も同じ現象になってしまいます。
何度もヘアカラーを使っていくことで頭皮が酸化していき、老化しやすくなっていきます。
一回髪を染めただけではそこまで老化することはありませんが、徐々に頭皮が乾きやすくなったり堅くなったりすることがあります。
老化が進んでいくことによって、白髪が増えるリスクも高まります。
せっかく白髪が目立たなくなるようにヘアカラーをしているのに、それが原因で白髪が増えてしまうのは残念です。
どんな理由で白髪が増えてしまうのでしょうか。
過酸化水素が頭皮に蓄積されていくと、髪の毛を黒くするメラニン色素が破壊されていきます。
結果として髪の毛が黒ではなくなり、白くなってしまうのです。
もちろんヘアカラーの色によって含まれる過酸化水素の量は変わってきます。
一概にすべてのヘアカラーが危険だともいえません。
美容室では含まれる過酸化水素の量を調整したり、髪に負担の少ないヘアカラーを使ってくれたりします。
 

 

ヘアカラーにおける頭皮のかぶれ

二つ目の知っておきたいポイントは頭皮のかぶれです。
ヘアカラーには染料の一部であるパラフェニレンジアミンが含まれています。
パラフェニレンジアミンは、色がきれいに映えるようにするための物質です。
他にはパラアミノフェノールやメタアミノフェノールと言った物質が含まれていることもあります。
染料によって使われている物質が違いますが、どの物質も頭皮をかぶれさせるリスクがあります。
これらの物質はアレルギー反応を引き起こす作用があると言われています。
アレルギー体質の人はヘアカラーを使うことによって、これらの物質に敏感に反応してしまうでしょう。
肌がかぶれたり皮膚が荒れたりすることがあります。
ひどい場合は、湿疹が頭皮全体に出ることや顔が腫れてしまうことがあるかもしれません。
最悪のケースになると呼吸が出来なくなる人もいますし、吐いてしまうケースもあります。
最近ではヘアカラーのアレルギー反応に敏感な人が増えているので、丁寧に施術をしてくれる美容室が増えています。
できるだけ染料が頭皮につかないように施術してくれたり、前もって使用するヘアカラーにアレルギー反応が出ないかパッチテストをしてくれたりします。
注意したいのは一回のヘアカラーではアレルギー反応が出なかったのに、別の時には肌が敏感に反応することがあるという点です。
ホルモンバランスが乱れる生理の時やストレスが多いときなどは、アレルギー反応が強く出ることがあります。
体調が良くないときはヘアカラーを使うことはやめた方が良いかもしれません。
 

 

髪が細く、切れやすくなるのはヘアカラーが原因

ヘアカラーは髪を傷めることがあります。
染料を髪の毛の中に浸透させるために、ヘアカラーは髪の毛をコーティングしている部分を無理矢理押し広げます。
髪の毛を守っている成分を弱くして、染料が浸透していくようにするのです。
元々髪の毛には強力なコーティングが自然と施されています。
髪の毛一本一本は守られているので、水分が抜けにくくて髪の健康を保てるようになっているのです。
しかし、髪の毛を保護していたコーティングがヘアカラーによって弱くなると水分が蒸発しやすくなります。
水分以外の髪の毛の栄養も外へ逃げやすくなってしまいます。
結果として、髪の毛が抜けやすくなったりパサついたりしていきます。
ヘアカラーの染料は非常に強力なため、髪の中にとどまり続けます。
髪の色が簡単には抜けないようにするために、毛の中に残留するようになっています。
ずっと髪のコーティングが弱い状態が続いていきます。
髪の中から栄養分が外に流れやすい状況が続いていくので、気をつけなければなりません。
何度もヘアカラーをしていくと髪がだんだん細くなっていく現象が起きますし、髪が切れやすくなることもあります。
特にアルカリ剤が髪の毛を痛めてしまう原因となっていますが、アルカリ剤が髪の中に残らないように揮発させる染料も出てきています。
髪の毛が痛みやすい人はそれらを使うことが出来るかもしれません。
トリートメントをまめにする事も助けになります。
ヘアカラーの危険性とかぶれ症状について覚えておくことは大切です。
髪の毛の色を変えたり白髪染めをしたりする頻度に気をつけるようになりますし、不必要な髪染めをしないように注意できるからです。